オルタナティブスクール「ミエール」ってどんなところ?

オルタナティブスクールとは

オルタナティブスクールとは、フリースクールを含む学校以外の居場所・学び場のことです。

また、「オルタナティブ」は英語で「代替可能」という意味があり、『公立学校の代わりになる』という意味合いで用いられます。

オルタナティブスクールは、すべての子どもたちが対象です。公立学校とは異なる独自の教育を受けられる場所として、どんな児童生徒でも通うことができます。

オルタナティブスクール「ミエール」は、2025年4月にプレ開校し、2026年4月に正式開校したの愛媛県松山市初のオルタナティブスクールです。

2019年4月にフリースクールエルートを開校し7年が経ちましたが、不登校児童生徒の数は増え続けるばかり。

子どもたち、そして社会には多様な学びの選択肢と場所が必要だと痛感した私たちが、思いを一つにしてミエールを創設しました。

フリースクールエルート

 

ミエールとは

ミエールは事前に決められたカリキュラムはなく、子どもたちそれぞれの興味・関心がある事柄を主体的に探究し、学びを深めていくスクールです。

子どもが持つ「本気のエネルギー」を信じ、学びに夢中になれる仕掛けがたくさん詰まった、最先端のスクールです。

私たちは、オルタナティブスクールを「多様な学びを欲する子どもたちのための学び場」と位置付けています。

「学校に戻ること」をゴールにするのではなく、「その子にとって自然な学び方って何だろう?」そこから一緒に考えていく場所です。

・学びたい気持ちはあるけど、学校では十分に力を発揮できないよ。

・フリースクールで自信がついた!・・・でも学校に戻るのは不安だなあ。

・自分の好きな学びをとことん突き詰めたい!

こんな子どもたちのためにミエールはあります。

 

ミエール誕生の経緯

不登校児童生徒たちが年々増える中、子どもたちが学べる場所があまりにも少ないことに危機感を抱いた私たちが、2019年に一般社団法人を立ち上げ、4月にフリースクール「エルート」を開校しました。

フリースクール「エルート」は、「遊びの中に学びがある」をコンセプトに、体験活動をメインとし、子どもたちがやってみたい!と思うことをどんどん実現するスタイルのフリースクールです。

開校以来、多くの子どもたちがエルートに通いました。不登校になった理由は様々でしたが、フリースクール「エルート」で自由で楽しい時間を過ごす中で、子どもたちはだんだんと元気を取り戻していきました。

そしてフリースクール「エルート」で学び、元気を取り戻した子どもたちは、それぞれの進路へと歩んでいきました。

中には学校への復帰を選んだ子どもたちもいました。しかし、学校へ登校したものの、再び傷つき、心身ともに疲れてしまい、もう一度フリースクール「エルート」へ戻ってくるケースも少なくありませんでした。

しかし、中には私たちが「まだ学校に復帰するべきでない」と判断したのにもかかわらず、ご家庭や子どもの判断で、学校への登校を再開してしまい、また不登校になってしまった子どももいました。もしかしたら「早く、学校に戻らなくてはいけない」と焦りを感じていたのかもしれません。

フリースクール「エルート」で元気を取り戻した子どもたちが、「学校以外にも安心して学べる居場所」があれば、こんなことにはならなかったのに…

その想いから、私たちは新たな学びの選択肢としてオルタナティブスクール「ミエール」を開校しました。

 

『ミエール』の名前に込めた意味

①ルソーの著書「エミール」から

「ミエール」という名前は、18世紀の哲学者ジャン=ジャック・ルソー が1762年に著した教育思想の名著『エミール あるいは教育について』に由来しています。

ルソーは「近代教育思想の祖」とも呼ばれ、この著書の中で、子どもは自然のリズムに沿って育つべきであり、知識を一方的に教え込むのではなく、経験・体験・観察を通して学ぶこと、そして興味が動いたときにこそ学びが深まることを大切にすべきだと説いています。

私たちはこの『エミール』の教育観に共感しました。

子どもたちが本来持っている力や好奇心を100%発揮し、大きく成長してほしい。オルタナティブスクールは、その理念を大切にした学びの場であってほしいという思いから、エミールの文字のアナグラムである「ミエール」と名付けました。

 

②教室の名称「みえる」

萱町にある拠点「たよまなホール」のほかに「海のみえる教室・家にみえる教室・城のみえる教室・劇がみえる教室」の4拠点で活動しています。どの教室も「みえる」がテーマとなっています。

同じことをしても「みえる」風景は教室によっても違うし、人によっても違うし、その日の天気によっても違います。

一人ひとりの違い、その日ごとの違いを楽しめる人に育って欲しいという想いも「みえる」という言葉に込められています。

  • たよまなホール(松山市萱町)
  • 海のみえる教室(松山市堀江町)
  • 家にみえる教室(松山市鷹子町)
  • 劇がみえる教室(伊予市灘町)
  • 城のみえる教室(松山市御幸町)

 

③「meにyell」

自分のやりたいことをやれるよう、知りたいことを知れるよう、努力をすることが学習の本質であると私たちは考えます。

そんな自分を自分自身で鼓舞し、応援できる人になってほしい。

エールとは英語で、声援を意味します。「私(me)に、声援(yell)」を送り、自分のために努力できる人になってほしいという意味を込めました。

 

複数の拠点|広がる学びの場

ミエールは、学びの場所を一つに固定しないオルタナティブスクールです。

松山市を中心に複数の拠点を行き来することで、子どもたちが新しい刺激や視点に出会い、自分の世界を広げていきます。

拠点を一つに限定してしまうと、日々同じ場所・人・景色だけになってしまい、どうしても思考や行動が固まりがちになります。

場所が変われば、見えるものも、考え方も変わります。

複数拠点を行き来することで、子どもたちの好奇心が刺激され、意欲や主体性がフルに発揮されると考えています。

拠点が変わることで、子どもたちは自然と次のような経験をします。

  • 昨日と異なる環境に身を置くことで、視野が広がる
  • 拠点ごとに異なる人との関わり方で行動が少しずつ変わる
  • 今まで気づかなかった「得意」や「興味」が見えてくる

こうした変化の積み重ねが、

「自分って、こんな一面もあったんだ」
という発見につながっていきます。

 

ミエールの拠点は、まだ完成形ではありません。
これからも、活動の広がりとともに、拠点は増えていく予定です。

新たなミエールの教室は、あらかじめ用意されたものではなく、子どもたち・保護者・地域の皆さんと一緒につくっていくものです。

それが、ミエールの目指すオルタナティブスクールのかたちです。

 

ご協力・お申し出をお待ちしております

学校でもない。
家でもない。
でも、確かに「学びがある場所」。

松山でオルタナティブスクールを探している方、
ぜひ一緒に、ミエールの教室を育てていきませんか?

みなさんと一緒にたくさんの教室を作っていきたいと思っています。

協力をよろしくお願いいたします。

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