「出口」のお話

安心できる出口があるといいよね

こんにちは、理事長の孕石です。

フリースクールをやっていると、周りの大人たちからよくこんなこと言われます。

「フリースクールをでたあとって大丈夫なの?」

その質問は、(少し嫌な気持ちになるけれど)当然だと思います。

やはり「進学できるの?」とか「就職できるの?」とか色々心配ゴトはたえませんよね。

今日は、そんな質問に答えていきたいと思います。

進学できるの?

高校受験を選択した場合、多くの子どもたちは通信制の高校を選びます。

(もしくは定時制。)

私立高校でも、意欲があれば受け入れてくれる学校はいくつかあります。

公立高校においても、同様です。

さらに公立高校を受験する場合は「自己申告書」なるものがあって、

愛媛県県立高等学校入学者募集要項に以下のような記載があります。

1年間に30 日以上の欠席があり、その理由の説明を希望する皆さんへ

欠席の理由などを記載した「自己申告書」を入学願書に添えて、志願先の高等学校長に提 出することができます。自己申告書は、きちんと封をしておいてください。自己申告書については、書かれている内容によって不利になることのないよう、入学志願者を理解するための補助資料として扱います。また、学校への復帰を前提に公的機関等で相談・指導を受けたことのある場合は、1年間の欠席が 30 日未満であっても自己申告書を提出することができます。

どれだけ考慮されるかは調査中ですが、考慮された事例は何件かすでに聞いてます。

つまり私立・公立高校進学は可能であり、学業への向き合い方によっては、選択肢は多岐に渡ります。

受かっても高校に通えるかどうかという不安については、高校生から急に毎日行けるようになる生徒は、少なくありません。

むしろ多い印象です。

では、大学受験はどうでしょう。

高校中退、もしくは中学から不登校の状態が続き15歳以上になった場合について考えましょう。

高等学校卒業程度認定試験(以後、高認)に合格することで、大学受験が可能です。(就職のときも使えるよ!)

だいぶお馴染みになってきたと思いますので、詳細は省きますね。

エルートに通っている生徒にも、高認で認定された後、大学受験を目指している子がいます。

(エルートの生徒ではないですが、我々が経営している学習塾では過去多くの塾生たちがその道を辿ってきましたので、そこはご安心いただきたいです。)

就職できるの?

進級というステップを踏まずに、就職したいとき、どうすればいいの?

ここに関しては最近ずっと悩んでいましたが、本日「就労継続支援A型事業所」の視察に行き、可能性が見えてきました。

A型事業所は、手帳の有無は関係なく働ける場所なんです。(サービス受給者証は必要ですが、、、。)(さらに私が行ったところは、働きたい人はみんな受け入れると言われてました)

私が本日見学した事業所は、一般の企業への架け橋になれればという気持ちが強く、事業所から一般企業に転職された事例も聞きました。

他にも就労支援をしている会社さんはたくさんあります。

どちらかといえば私たちの仕事は、繋ぐ役目になるのだと思います。

今後も信頼できる企業さんとたくさん繋がっていきますね!

他にも、、、

本日は、他にも先進的な取り組みをされている学童保育とプログラミングスクールに足を運びました。

エルートに通学後、学童保育に行って思いっきり遊ぶという選択肢。

プログラミングを習得して世に羽ばたく選択肢。

色々あると思います。

それぞれ私の尊敬している先輩方が経営しているので、安心しておつなぎできるところです!(定員の関係上、受け入れが難しいことはあるかも、、、)

大丈夫!!

選択肢は、常にあるから大丈夫だよ!

私たちは、それをもっと力強くいうために、関係各所にはたらきかけています。

周りの大人たちは、きついことを言ってくるかもしれないけど、そんなことばかりじゃないよ。

学校に行かないと「これからの選択肢がない」と嘘をつく大人もいるから気をつけて。

選択肢はあるし、寄り添ってくれる大人はたくさんいます。

大丈夫。

大丈夫。

大丈夫だよ。

コメント