とあるエルート生の本日の過ごし方②

エルートで、生徒たちは何をしているの?

こんにちは、理事長の孕石です。

「エルートで、子どもたちは(結局)何をしてるんですか?」ってよく聞かれます。

これまた答えるのに、難しい質問です。

「一人ひとり違うんです。」

そう言いながらも少しばかり説得力に欠ける言葉。

ちょっとずつ「説得力の補助」としてエルート生の様子をお伝えできたらと思います。

本日は、女子生徒(中2)のエルートでの1日にフォーカス!

エルートファーム

午前中には、エルートタイムがあります。

「体験から学ぶ」

言葉通り、エルートでは「体験活動」が午前中にあります。

この日は、内子の「石畳」に行き、ジャガイモを掘りました。

エルートファームの真骨頂

通常のジャガイモ掘り体験は「掘って、持ち帰る」ことです。

エルートのジャガイモ掘り体験は「掘って、実験して、料理して、持ち帰って、売って、まとめる」でワンセットです。

対照実験も忘れずに、おこないます。

ヨウ素デンプン反応は、理科の基礎知識ではありますが奥が深いんですよ。

ひと通り学んだら、お食事タイム!

ジャガイモ料理を堪能していきます!

無事にエルートから帰った翌日、、、

ジャガイモの販売体験が始まりました。

近所の小料理屋さんが、大量に買ってくれました!(ありがとうございます)

※もちろん参加は任意です。「ジャガイモを掘って、料理を食べる子」もいます。

午後からは、9教科の勉強!

エルートファームについて語り過ぎて本題から逸れました。(すみません)

そう午前中は以上のような体験をおこない、午後からは淡々と学習タイムです。

彼女は学習意欲が非常に高く「学校で定期テストを受けたい!」と言いました!

それから学習計画を立て、自習やマンツーマン授業の結果、9教科平均7割近くを取ることができました。(パチパチパチ)

二学期から学校に復帰!

それから夏休みが始まり、終わる頃に「学校に戻ろうと思うんです」と相談がありました。

そして夏休みが終わるまでに、「学校復帰」へ心を固めていきました。

これまた、念を押します。

彼女が学校に戻りたいと思い、学校に再び通い始めたことに価値があると私たちは思っています。

その後、学校生活は軌道に乗り、二学期を楽しく過ごしたそうです。

(いつ帰ってきてくれても大丈夫だよ!)

まとめ

今回の学校復帰の要因として、

・「勉強への不安」が少なかったこと

・学校側が定期テストの結果を通信簿に反映してくれたこと

・心の充電ができたこと

この3つが大きかったと考えています。(違ったらごめん!今後は、アンケートとります!)

お願い

学校復帰で思い出したのですが、

不登校(年間30日以上の欠席)になる前に、ぜひ行政やエルートや他のフリースクールに連絡してみてください。

もしお子様に動ける元気があるならば、「見学・体験」に来てみてください!

まだまだ少ない事例で申し訳ないのですが、「見学・体験後に学校に行くようになったんです!」って言われたことが3件程あったのです。

「《(学校に)行けなくなっても、行く場所があること知って安心した》って息子が言ったんです。」

「最高のお守りをもらった気分や」

などなど、嬉しい言葉をいただきました。

エルートの「見学・体験(3回まで)」は、無料です!!

不登校になりかけのときに、私たちのような選択肢の一つを知ることは希望になることもあります。

ぜひご活用くださいませ!

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